解答 |
(1)
投資案Aが最も有利である。投資案Aの期待値(収益率)は8.0%で最も高い値であるからである。
投資案A=50%×0.2+20%×0.5+(-40%)×0.3=8.0%
投資案B=20%×0.3+10%×0.4+(-10%)×0.3=7.0%
投資案C=30%×0.1+1%×0.8+(-30%)×0.1=0.8%
(2)
投資案Bを選ぶ。各投資案件のリスクを表す分散を計算すると、投資案Bが141で最も低く、リターンの最も高い投資案Aが1116で最も高いため、投資案Bリスクが低く、リターンも遜色がないからである。
分散(二乗が標記できないので直接二乗と記入)
投資案A=(50-8)二乗×0.2+(20-8)二乗×0.5+(-40-8)二乗×0.3=1116
投資案B=(20-7)二乗×0.3+(10-7)二乗×0.4+(-10-7)二乗×0.3=141
投資案C=(30-0.8)二乗×0.1+(1-0.8)二乗×0.8+(-30-0.8)×0.1=180.16
となりますが、分散の計算式は大丈夫ですね。見づらいですので、とにかく電卓を叩いて解答を見てください。
数字としては、標準偏差の方が小さくなり、スマートですが、正直言ってルート計算を間違えてしまうと間違いなく減点ですので、指定がなければ計算は短い方にしてしまった方が良いと思います。
また、投資案Cの分散値のように小数点以下が出た場合、特に小数点以下何位までとの指定がなければ、「約180」で問題ないと思います。
試験直前ですので、結構出る確率の高いリスクとリターンを出してみました。内容的には問題ないと思いますが、投資関係は問題としても最後の方に出ることが多く、焦っている中で計算することになります。
数字が多いため、単純な計算ミス、特に、かける数を間違ってしまったり、電卓のメモリーの使い方を間違ったりすることが一番怖いと思います。
電卓の使い方をもう一度計算しながら確認しましょう。
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