解答 |
「ニーズ」:本質的欲求、1次的な欲求などと言われ、商品やサービスを購入する「目的」である。
「ウォンツ」:表層的欲求、2次的な欲求などといわれ、「目的」であるニーズを達成するための「手段」である。
非常に基本的でありながらうっかりしてしまう分類だと思っています。
マーケティングに限らず、「ニーズ」を見よ、とか、「顧客ニーズは何か」、とあらゆるところで問われます。
ところがうっかりするとそれが「ウォンツ」であったりするわけです。
例えば、日本茶の飲料が売れているという市場調査を聞いて、では我が社でも日本茶の新ブランド飲料を開発しよう、と結論を出したとしましょう。
この場合、市場・顧客のニーズが「日本茶」であると判断したとすると、日本茶だけの開発となります。
しかし、本当にそれがニーズでしょうか。
ニーズは、「水分を補給したい」であり、たまたま、健康ブーム・ダイエットブームにマッチした「日本茶」が売れているだけではないでしょうか。
つまり、「水分を補給したい」という本質的なニーズを達成するための手段として「日本茶飲料」というウォンツが流行しているということです。
ニーズはそう簡単に変わりませんが、ウォンツは一瞬の流行で終わってしまうことがありえます。
ニーズをとらえましょう。
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